【施術の流れ】
(手消毒・検温等) ▶ 「質問票」への記入 (初回)▶ お悩みごとの確認・ご相談 ▶ 鍼灸適応かどうか確認 ▶ お着替え ▶ 施 術 ▶ 施術後の身体状況の確認
☞ 施術用お着替えの用意はあります。自前でも結構です。その場合は、上下ともゆったりした捲れるものでお願いいたします。
【なぜ 刺さない鍼(てい鍼)を中心とした施術なのか 】
痛みのない刺さない鍼(てい鍼)は、通常の鍼と同じく2,000年以上前から行われていましたが、補助的な役割をしてきました。また、体が未完成な子供たちに小児鍼として、またご高齢の方に使われることが多いものです。当院では、ストレス等を原因とした「自律神経系の乱れに起因すると思われる心身の不調」にお悩みの方や免疫力を維持・高める必要のある方、そして子供たちを多く手助けしたい、との思いがあります。そのためには痛みを伴う通常の鍼より、心地良さを与えるこの刺さない鍼(てい鍼)を主とした施術の方が、お悩みを軽減するには早いと考えています。東洋医学的には、鍼を刺さなくとも十分に経穴(ツボ)や経絡(ツボをつないでいる流れのようなもの)に働きかけ、滞っている*気血を巡らし、又気血の不足を補うことができます。ですから、神経系の不調と思われるような状態には、心地良さを与え、心身をリラックスさせるてい鍼の方が適しているのではないかと考えます。/*気血=東洋医学的な考え方としては、生命活動の元となるエネルギーのようなもの、とお考えください。
著名な生命科学者や身体心理学者などの専門家も、皮膚への強い刺激よりも軽く心地よい刺激の方が、脳に働きかけストレスを軽減し、自律神経系のバランスを整えるのに適している、との研究報告をされていますが、例えばご自身の腕を片方の手で猫をなでるように優しくさすってみるとどうでしょう。ゆっくりと4~5回も行うと欠伸を誘うほどリラックスします。では、強くさすってみるとどうでしょうか。痛くなくとも、特に心地よさを感じることはありません。もちろん、リラックスしすぎても脱力状態にもなりますので、皆さんもご存知と思いますが、いわゆる自律神経の交感神経(興奮させる神経)と副交感神経(リラックスさえる神経)のバランス良く調節することが大切になります。皆様の心身の状態を見極めて調節し、心身を元気にするのが私の務めです。